女優伊藤かずえ(55)が7日、東京・銀座のNISSAN CROSSINGで、30年以上乗り続けている愛車「シーマ」のレストア後初のお披露目会に出席した。

約8カ月お別れしていた「シーマ」との再会を前に「長い間会わなかったので、毎日のように夢見ていました(笑い)。今日はドキドキです」。

レストア後の「シーマ」がアンベールされると、「わー!! えー!! や! もう、ちょっとびっくりしたんですけど、あまりにもピカピカで。新車の香りがします。シートも変わってる!」と手と手を合わせ、感激し、涙した。

お披露目の日に自身の誕生日を迎え「本当に55年、生きてきてよかった。今まで生きてた中で、最大のプレゼントです」と感極まった。

最近免許を取ったという娘にも「乗り継いでほしいです」と願望を込め、「サーキットとかに持って行って乗りたいくらい」と興奮気味に語った。

レストア総費用は、当時の「シーマ」の価格を超えたという。「心より感謝申し上げます」とレストアに携わった全ての人へ感謝した。

最初にどこへドライブしたいか、との質問には「恐ろしくて車庫から出せないかな…」と話しつつ「キックス(代車)と交換する時が初めてになると思う。横浜から家までの道を楽しみながら帰りたいです」と心待ちにした。

伊藤は20年10月にシーマを1年点検に出した際、ツイッターで「シーマに乗り始めて今月で30年 今日一年点検してもらったら日産スタッフの方におめでとうございますとお花を頂きました。ありがとうございます」と投稿した。そのことが話題となり、ツイッター上で「伊藤さんは日産のCMに出演すべき」「やっちゃえ、日産!」「日産はレストアを検討して!」などと声が上がった。それに対し、日産社内でも何かできないのかとの声も上がり、有志によるチームが立ち上がり、伊藤への「日産からの感謝の思い」をレストアという形で応える取り組みが始まったという。