NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第30話が10日に放送され、喫茶店のマスター、定一役の世良公則(65)が圧巻の熱唱を見せた。

この日は、米軍将校ロバート(村雨辰剛)に招かれ、安子(上白石萌音)が将校クラブに立ち入る。会場のシンガーたちの歌声に聞き入り、涙を流すという展開。バンドを手配していた定一がステージに上がり、物語のキーとなる曲、「オン・ザ・サニーサイド・オブ・ザ・ストリート」を迫力の歌声で熱唱した。これにSNSも沸騰。「世良さん」がツイッターのトレンドに上がり、「歌声に感銘を受けた」などのコメントが相次いだ。

朝の情報番組「あさイチ」も朝ドラ受けし、世良の熱唱に圧倒された様子。鈴木奈穂子アナウンサーも「かっこ良かった~、すごい」と興奮していた。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。