NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の14日に放送された第32話の平均世帯視聴率が17・1%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第23話の17・7%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、安子(上白石萌音)が作った、たちばなの味を引き継いだおはぎを食べた算太(濱田岳)は、一緒にたちばなを立て直そうと安子に話す。その頃、雉真繊維では、勇(村上虹郎)の提案で野球部を作る話が上がっていた。当初は千吉(段田安則)をはじめとした周囲の反対があったが、次第に野球のチームワークが社内の空気を変えはじめ、売り上げにも変化が起きていった。美都里(YOU)は優しく、勇やるい(中野翠咲)を見守る。そしてクリスマスが近付くころ、稔(松村北斗)のいる空の向こうへと旅立つ。

またある日、再び安子の前にロバート(村雨辰剛)が現れ、米軍が岡山を撤退するため、自分も岡山を離れると伝える。