女優松風理咲(20)が、音楽と演劇が融合したコンセプトライブ「androp ”music story”act1~Christmas Radio~」(23、24日、恵比寿ザ・ガーデンホール)に出演する。日刊スポーツに、同作や今後について語った。

4人組ロックバンドandropのライブと、松風と中島亜梨沙の演劇パートで進行する。3度目の舞台で新ジャンルに挑戦する松風は「ワクワクします」と期待。ラジオDJ役で、芝居の中の曲紹介が実際の演奏につながる。3年前に松風も出演したフジテレビ系「グッド・ドクター」プロデューサーの藤野良太氏の書き下ろし脚本だ。

音楽やラジオはもともと大好きで「移動中はいつも音楽を聴いています。バナナマンさんと霜降り明星さんの番組は毎週」と笑う。芝居と合わせ、好きなものが3つも組み合わさった。

観客の反応を感じられる舞台が好きだ。「袖にいる時は緊張が抜けないのですが、あがいても始まったら止まらないので、スイッチを切り替えます」と強心臓を見せる。今夏から芝居の先生に本格的な指導を受け、視野が広がった。「それまではせりふの言い方ばかりを考えていましたが、まずは内面を考えられるようになりました」と手応えを感じている。先生の薦めで80年代、90年代の映画も見て、表現や内面を掘り下げることに役立っている。

今後については「コメディーは感情だけでなくアイデアや引き出しが必要。難しいと思いますがやってみたい!」。年が明ければ間もなく21歳。「同世代が集まる現場の空気感が好き。今のうちに学生役をやりたいです。あと5年くらい(制服を)着たいです」と目を輝かせた。【小林千穂】

◆松風理咲(まつかぜ・りさき)2001年(平13)1月17日、岐阜県生まれ。15年、東京メトロのCMでデビュー。舞台は19年「A列車に乗っていこう」主演など。今年は、映画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル」、ドラマ「イチケイのカラス」「無用庵隠居修行5」など。来年もドラマ出演などが控える。153センチ。血液型B。