12月18日に35歳で急逝した神田沙也加さんと真剣交際していたことを明らかにした俳優前山剛久(30)は、11月14日に東京・帝国劇場で行われたミュージカル「マイ・フェア・レディ」初日前会見で、主演神田沙也加さんと仲良さそうな様子を見せていた。「さーやさん」とよび、稽古の際、沙也加さんのことを「めっちゃかわいい」と言った話や、”エアビンタ”されたエピソードを自ら披露し、2人で笑い合った。

前山は同舞台に寺西拓人とダブルキャストでフレディ役、沙也加さんは朝夏まなととダブルキャストでイライザ役で主演。

会見で、稽古場におけるエピソードを聞かれた際、前山は「フレディはイライザに恋をしている役なので、(演出を手掛ける)G2さんからも”恋しろ””まっすぐ恋をしろ”って言われて。稽古中にイライザとのシーンで僕、後ずさりしてしまったんですよ。それをG2さんに”何で後ろにいくんだよ? 恋してないのか”って言われて。僕、”いや、恋してます。だってめっちゃかわいいですもん”って言ったんですよ。そしたら、ほめたのになぜかさーやさんにビンタされまして。コロナ禍なのでエアビンタされました」と明かした。そして沙也加さんに「あれ、何でエアビンタしたんですか?(笑い)」といたずらっぽく質問した。

それをうけ、沙也加さんは「後ずさられたので、拒否されたんだろうと思ったらほめられたので。切り返しの早さに私もとまどってしまって…手が出ました、はい(笑い)」と、うれしそうに説明。

前山は「良かった…マスクで表情が分からなかったので。怒っているのかな、と悩んでたので。今聞けて良かったです。僕からは以上です」とちゃめっ気たっぷりに話し、沙也加さんと2人で大笑いした。

前山は今月22日、所属事務所を通じて「私、前山剛久は神田沙也加さんと真剣なお付き合いをしており、将来を見据えたお話もさせていただいておりました。『王家の紋章』『マイ・フェア・レディ』にて同じ舞台に立たせていただき、女優としても、人としても、大変尊敬する存在でした。ただ今は、神田沙也加さんが天国でも、あの素敵な笑顔のままいてくれる事を願い、心よりご冥福をお祈りいたします」とコメントを発表した。

所属事務所は前山が「突然の悲報に多大なるショックを受け、憔悴しきっている」と説明。医師の指導をうけメンタルのサポートをしているとした。

 

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