27日に放送された女優黒木華(31)主演フジテレビ系連続ドラマ「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」(木曜午後10時)の第4話の世帯視聴率が6・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と28日、分かった。前回の5・7%より0・6ポイント、アップした。

初回から6・5%、6・0%、5・7%だった。

個人視聴率は3・3%だった。

黒木演じる瀬古凜々子は大手出版社・クスノキ出版が運営するニュースサイト「カンフルNEWS」の編集部員。他人の気持ちや場の空気を読むことは苦手だが、優れた洞察力を生かし矛盾や誤りを見抜く能力にたけている。そんな能力を認める執行役員の仁和正樹(安藤政信)から「カンフルNEWS」の立て直しを命じられ、経理部から異動してきた。

編集部には、凜々子の同期・根津道春(溝端淳平)や中身の薄い男・下馬蹴人(野村周平)、シングルファーザーの椛谷静司(野間口徹)、漫画誌志望だった一本真琴(石井杏奈)らの編集部員がいた。凛々子は「PV(ページビュー)数を伸ばす」という目的のために取材をし、記事をアップしていくことで、世の中で必要とされていないと思っていたネットニュースの仕事を少しずつ意味のあるものに変えていく。

第4話で、凛々子は、執行役員の仁和に「カンフルNEWS」の現状を報告する。それを受け、仁和は結果が出るまでに時間がかかるようなら人員削減をする話も出ていると言う。続けて彼は、ある人物の取材を凛々子に依頼する。

それは、1年前、心霊スポットからの生配信中に、こつぜんと姿を消したユーチューバー・カマドウマ(大木空)の消息を突き止めるというもの。実はクスノキ出版では、人気ユーチューバーのセンチャンの自伝を出版しようと動きだしていた。それに対しセンチャンが出した条件が、カマドウマを見つけ出してほしいというものだった。センチャンは、カマドウマに大金を貸しているのだという。

翌日、編集部では、凛々子を中心にネタ会議が開かれる。いいネタを準備していた根津や椛谷とは対照的に、何も考えてこなかったのは下馬だけ。凛々子は、しばし思案すると、取材に同行するよう下馬に命じた。

凛々子たちが向かった先は、カマドウマが姿を消したというとある空き家。問題となっている生配信の中でカマドウマは、20年前にこの一軒家で、浮気を疑った夫が新婚の妻をめった刺しにして殺害した事件があったと話していた。

勝手に室内に侵入した凛々子は、カマドウマの失踪が何らかの心霊現象によるものならば、自分たちにも同じことが起こるはずだから、ここに泊まって確かめると言いだした。