堤真一主演のTBS系連続ドラマ「妻、小学生になる。」(金曜午後10時)第1話が21日、放送され、平均世帯視聴率が7・7%(関東地区)だったことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。

同作は、堤演じる新島圭介の10年前に亡くなった妻・貴恵(石田ゆり子)が、小学生に生まれ変わって帰ってくるというというホームドラマ。

第1話で、新島圭介は、10年前に最愛の妻・貴恵を亡くしてから、妻のいない残りの人生を“余生”だと思って生きていた。全く生気が感じられないため、周囲からは陰鬱(いんうつ)な男に見られていた。たった一人の家族である1人娘の麻衣(蒔田彩珠)の幸せを誰よりも願っているものの、生活費を稼ぐ以外何もしてやれていないことが心苦しく、コミュニケーションすらうまく取れていなかった。

2人の時間は、10年間止まってしまっていた。同じ家に住みながらもバラバラだった。

ある日、ランドセルを背負った見知らぬ女の子(毎田暖乃)がこの親子を訪れ「わたしは10年前に他界したあなたの妻よ」と言い放った。

-まだ信じられないが、妻のようだ。

しかし愛する妻は小学生の姿だった。同居することもできず門限は午後6時。一緒にいると怪しまれ、喜び余って抱きしめたら警察を呼ばれる始末だった。

突然の別れから10年。元愛妻家の男と、外見小学生の妻、そして大人になりきれない娘の、ちょっと変わった3人による家族再生の物語が始まった。