俳優福士蒼汰(28)が25日、主演舞台の劇団☆新感線42周年興行・春公演「いのうえ歌舞伎『神州無頼街』」の制作発表に出席し、共演する声優で俳優の宮野真守(38)との“愛”を語り合った。

今作は2020年に上演を予定していたがコロナ禍で延期を余儀なくされ、約2年ぶりの開催となる。

福士は「すごくうれしいですし、2020年にできなかったことも今はできるんじゃないかなと思います。みなさまの気合とか思いが伝わって稽古に励んでいるので充実しています」と語ったのち、最後に「一番はマモちゃん(宮野)と共演できてうれしいなと。よろしくね、マモちゃん」と隣にいる宮野へ笑顔で視線を移した。

宮野も笑顔で応じ「稽古が始まる前からプロモーションとかで回らせてもらって、ずーっとわちゃわちゃしています。福士がちょっかい出してくるのが基本ラインです」と語った。

作品でも福士が主人公で博識の医者、秋津永流を演じ、宮野はその“バディ”となる陽気でお調子者の口出し屋、草臥を演じる。トークセッションでは司会者からお互いの好きなところも振られ、福士は「全部と言いたいです。包容力があって優しいところです。何をやっても許してくれる。でも、その裏にある闇の部分も好きで。ダークサイドな部分も持っているんじゃないかな」と本物の恋人さながらのコメント。

宮野も「テレビとかではおとなしくしてるじゃないですか。でもそんなことないですから。こんないたずらっ子はいないってぐらい。ずっと棒で僕をつついてきますから。おちゃめなところがあるので。そういうところが役にも反映されるんじゃないかな」と語った。そんな甘酸っぱいやりとりを横で聞いていた女優松雪泰子(49)は「愛し合ってるんですね。すてきです」と話して笑わせた。

製作発表には福士、宮野、松雪のほか、高嶋政宏、演出のいのうえひでのり氏も登壇した。出席予定だった作家の中島かずき氏は新型コロナウイルス感染のため欠席となった。