NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の27日に放送された第61話の平均世帯視聴率が18・0%(関東地区)だったことが28日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第59話の18・5%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、京都で暮らし始めたるい(深津絵里)は錠一郎(オダギリジョー)と一緒に回転焼き屋をオープンさせた。しかし近所からの評判はあまり芳しくなく、回転焼きは全く売れない。様子を見に来た一子(市川実日子)は、あんこの味には自信があるというるいの言葉を受け、試食をしようとした瞬間、近所で酒屋を営む森岡(おいでやす小田)が「大変だ!」と店に飛び込んできた。

商店街の荒物屋、吉右衛門(堀部圭亮)が錠一郎と映画の殺陣のマネをして腰を痛めてしまった。回転焼きをおわびに渡し、るいが戻ると、店は繁盛していた。一子が大月の回転焼きの味を認め、それが評判を呼んだのだった。そうして大月の回転焼きは少しずつ認められていった。