NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第62話が28日に放送された。ヒロインるい(深津絵里)が女の子を出産した。

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※以下、ネタバレを含みます。

この日の放送は、るいが妊娠。そして翌年(1965年=昭和40年)春、女の子を出産した。病院の待合室で待機していたジョー。赤ちゃんの泣き声を聞くと立ち上がって走り出す。その時、「市和歌山商に2-1で岡山東商が勝利。岡山県勢として初めての優勝を決めました」というテレビニュースの音声が流れた。

岡山東商が岡山勢として初の全国制覇を達成したのは1965年のセンバツ大会。決勝戦は甲子園で4月4日に行われており岡山東商が市和歌山商(現市和歌山)に延長13回の末、2-1でサヨナラ勝ちした。史実に合わせれば、この日(4月4日)が女の子の誕生日となる。

岡山東商のエースは、のちに大洋のエースとして通算201勝を挙げた平松政次さん(74)。平松さんはこの大会で1回戦のコザ(沖縄)戦から準決勝の徳島商戦まで4試合連続完封。決勝戦の4回に初めての失点を許したが39イニング連続無失点の大会新記録をマークした。一方の市和歌山商には後に阪神で活躍、通算2064安打を放った藤田平さん(74)がいた。

ツイッターもドラマと縁がある岡山県勢の初優勝に盛り上がった。

「岡山東商がセンバツで全国制覇したのは昭和40年(1965)か。この時にカミソリシュートの平松が」

「岡山東商優勝で勇ちゃんの喜ぶ姿も見えるようだわ」

「るいが女の子を産んだ昭和40年4月4日、甲子園のセンバツ高校野球では岡山東商が初優勝。カムカムゆかりの岡山が歓喜にあふれた日だった。ちなみに、今日は今年のセンバツ出場校決定の日。つくづく野球と縁のあるカムカム」

「岡山東商優勝。ピッチャー平松!懐かしくて嬉しい」

「この時の岡山東商の優勝投手は平松政次さん 対戦したのは和歌山商の藤田平さん!」

「ここで岡山と繋がっとるやん」

「センバツの岡山東商優勝が1965年4月4日 この日がひなたちゃんの誕生日なのね」

「カムカム」は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。