英王室を離脱したヘンリー王子(37)が、米女子テニスのスター選手セリーナ・ウィリアムズ(40)とタッグを組み、メンタルフィットネスとコーチングに関するバーチャルイベントに出演することが発表された。

2月3日に行われる「インナー・ワーク・デイ」と題したオンラインイベントは、ヘンリー王子が昨年役員に就任したシリコンバレーにあるコーチングやメンタルヘルスのサポートを提供する新興企業ベターアップが主催するもので、同社のアレクシ・ロビショーCEOとともにパネルディスカッションに登場する。ウィリアムズはヘンリー王子の妻メーガン妃の親友として知られる。

イベントはインナーワークがどのようにしてメンタルフィットネスを構築するのか学ぶ内容になるといい、トップアスリートと共に体の健康を保つのと同時に心も癒す方法について語り合うことになりそうだ。

ヘンリー王子は昨年12月に同社のプロモーションを兼ねたインタビューで、「メンタルヘルスを優先し、楽しみをもたらしてくれない仕事は辞めても良い」と発言して物議を醸したばかりで、イベントでどのようなことを語るのか注目される。

「家族の安全が確保できない限り帰国できない」と英政府に対し英国滞在中の警察による警護を求めたものの拒否されたことが報じられて批判を浴びたばかりのヘンリー王子にとって、一連の報道後初の公の場への登場となる。(ロサンゼルス=千歳香奈子)