桂文珍(73)が13日、日本テレビ系演芸番組「笑点」(日曜午後5時30分)に初出演した。脳梗塞で入院し、2月末までの休養を発表している落語家・三遊亭円楽(71)の代役として登場。司会の春風亭昇太(62)に「今週は何とこの方が代わりに駆けつけてくれました」と紹介されて姿を見せると、拍手で迎えられた。

文珍は「円楽さんの助っ人で来たんですけどね、家族に笑点に出るよって言ったら『大喜利できるの?』って言われました。文珍ですよろしくお願いいたします」とあいさつした。

円楽と文珍は同期でもある。文珍は上方落語の重鎮だが、笑点の大喜利出演は初めて。「笑点に行くんだと言いましたら、上方落語のメンバーが『私が行く、俺が行く』と言って」とその影響力に驚きも口にし「みんなを蹴落としてやって参りました」と笑わせた。

番組ではエールとして円楽にちなんだお題も出された。「円楽さんをスポーツに例えて」というお題で、文珍は「円楽さんはフィギュアスケートのような方です。頭の回転が速くて、表情(氷上)がいい」と答え、初座布団をゲットしていた。