今月10日に乃木坂46を卒業したタレントの新内眞衣(30)が、舞台「新・熱海殺人事件 ラストスプリング」(3月31日初日、東京・紀伊國屋ホール)に出演することが16日、分かった。卒業後初舞台となる。

「熱海殺人事件」は、劇作家つかこうへいさんの代表作。73年に初演後、紀伊國屋ホールを拠点に再演を続け、さまざまなバージョンで上演してきた。今回はつかさんの十三回忌特別公演となる。新内は昨年上演の「熱海殺人事件 ラストレジェンド」に続き、捨て身の潜入捜査を行うヒロインの女性警察官・水野朋子を演じる。主演の木村伝兵衛刑事役は俳優味方良介(29)が務める。演出は岡村俊一氏。

膨大な量のせりふを猛スピードで発し続ける、体力的にも厳しい舞台だ。乃木坂46で約9年間活動した新内は、ニッポン放送「乃木坂46新内眞衣のオールナイトニッポン0(ZERO)」と「乃木坂46のオールナイトニッポン」でパーソナリティーを計6年務めるなどの豊富な経験を生かし、新たなステージでの第一歩を踏み出す。「昨年経験した『熱海殺人事件』をもう一度演じられるなんて、夢のようです。しっかり水野朋子を生きたいと思います!」と意気込んだ。

◆新内眞衣(しんうち・まい)1992年(平4)1月22日、埼玉県生まれ。愛称「まいちゅん」。大学3年だった13年3月、就職活動中に乃木坂46の2期生オーディション合格。一時はニッポン放送関連会社にOLとしても勤めた異色の「OL兼任アイドル」だった。165センチ。血液型B。