フジテレビの金光修社長が25日、オンラインで定例会見を行った。

金光社長は「この4月改編は、ここ数年で一番新番組が多い。多様なエンターテインメントを入れて、変化を加速させていきたい。全社一丸となって努力している」と話した。

小川晋一専務(62)は4月改編について「3つのポイントがある」と説明した。「1つは新設される水曜午後10時のドラマ。コンセプトは『ニューヒーロー』。男性主演でF1層の獲得を目指している。2つめは日曜のゴールデン帯の強化を狙っている。従来、2時間枠で運用してきたが、2分割して2番組にする」と話した。

そして「3つめはデイタイムの強化。平日昼の帯で『ポップUP!』を放送する。3時間×5日で15時間。フジテレビトータルの力を見せて、新しいブームを起こしたい。トライを続けていきたい」と意欲を見せた。

金光社長は「去年6月に現体制が発足した。(昨年)10月改編を経て、この4月はスタートについた改編。さらに次の10月の改編を目指して進めていきたい」。8年間、昼の帯番組のMCを務めた「バイキングMORE」の坂上忍(54)については「坂上さんには感謝している。『バイキングMORE』が終わったから、うちとの関係が薄れるわけではない。これからも期待している」。

小川専務は「一定の年月を担っていただいて、番組として1つの使命を終えた。また新しいチャレンジをしていきたい」と話した。