覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕されたKAT-TUNの元メンバー田中聖容疑者(36)について、捜査当局が10年以上前から覚醒剤との関わりを疑い、一時マークしていたことが25日、関係者への取材で分かった。

関係者によると、薬物を担当する一部捜査当局は十数年前の時点で、諸情報から田中容疑者が覚醒剤と何らかの関わりがあるのではないかと疑い、人間関係や行動を調べるなどしたという。実際、田中容疑者と親交があり、薬物について知っている可能性がある人物も捜査対象になり、その人は覚醒剤取締法違反などの容疑で逮捕されたという。

結局、田中容疑者はそれから10年近くたった、17年5月、大麻を所持したとして大麻取締法違反の疑いで警視庁に逮捕された(不起訴処分)。今回、田中容疑者は今年1月30日、名古屋市のホテルで覚醒剤0・164グラムを所持した疑いで愛知県警に逮捕。容疑を否認している。