水谷豊主演のテレビ朝日系ドラマ「相棒season20」(水曜午後9時)最終回スペシャル前篇が16日に放送され、平均世帯視聴率が14・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが17日、分かった。平均個人視聴率は8・4%だった。

第1話は15・2%、第2話は14・5%、第3話は12・6%、第4話は13・3%、第5話は13・3%、第6話は11・0%、第7話は15・0%、第8話は11・2%、第9話は12・2%、第10話は13・4%、第11話は14・5%、第12話は12・4%、第13話は12・8%、第14話は12・1%、第15話は12・7%、第16話は13・6%、第17話は13・3%、第18話は13・5%だった。

水谷演じる警視庁特命係の杉下右京が、相棒と事件解決に挑む人気シリーズ。「season14」から、相棒として組んできた反町隆史演じる冠城亘のコンビ。反町はseason1~7の第9話まで演じた寺脇康文の出演回数124回を上回る、歴代最多出演本数を更新。コンビ最長という記録を更新したこのタイミングで、「season20」の放送が終わる3月をもって卒業する。

右京は最近、亘に恋人ができたのではないかと勘繰っていた。このところ、そそくさと帰ることが多くなったばかりか、“やぼ用”という名目でサイバーセキュリティー対策本部・青木年男(浅利陽介)との約束を2度もすっぽかしていた。

同じ頃、8年前に鑓鞍兵衛(柄本明)を襲撃した京匡平(本宮泰風)という男が出所し、再び鑓鞍を狙っているという情報が浮上。日下部(榎木孝明)や美彌子(仲間由紀恵)が状況の把握に乗り出した。京の動機は、書生として世話になっている東京郊外の名家・王隠堂家の長男が、鑓鞍の差し金で選挙戦に敗北し、失意のうちに事故死した件を、逆恨みしてのことだった。亘にとって“最後”の事件が幕を開けた。