北野武監督(75)が、4月22日にイタリア・ウディネで開幕する、ウディネ・ファーイースト映画祭でゴールデン・マルベリー賞(生涯功労賞)を受賞し、イタリア入りすると18日、同映画祭事務局が発表した。同29日(現地時間)に行われる公式イベントに同監督が登壇し、授賞式が行われる予定。

北野監督は、1997年(平9)に「HANA-BI」が世界3大映画祭の1つ、ベネチア映画祭で邦画としては40年ぶりに最高賞の金獅子賞を受賞。03年には「座頭市」で銀獅子賞(監督賞)を受賞。さらに07年の同映画祭では、ワールドプレミア上映された「監督・ばんざい!」にちなみ「監督・ばんざい! 賞」が新設され、第1回受賞者になるなど、イタリアとは縁が深い。

ゴールデン・マルベリー賞は、過去“日本SF映画のグランドマスター”として欧米で多大な人気を持つ大林宣彦監督が16年に受賞。音楽家・久石譲氏が15年に受賞した際は、メイン会場に集まった1200人の観客にスペシャルコンサートを行った。

北野監督は、ビートたけしとして13年半出演してきた、TBS系報道番組「新・情報7daysニュースキャスター」19日放送回に、最後のレギュラー出演をする。