女優橋本愛(26)お笑いコンビ、シソンヌじろう(43)らが22日、都内で、「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」の授賞式に出席した。

2人は、35歳以下の映像クリエイター発掘・育成プロジェクトのアワードで審査員を務めた。橋本は「こんな風に誰かの人生が変わってしまうような瞬間に立ち会わせていただけるのは光栄。その気持ち、未来も少しだけでも感じながら作品に触れされていただくのは初めてのことだったので楽しかったです」。

脚本家としての顔を持つじろうは「いろんな作品をおもしろくみさせていただきました。個人的に勉強になりました」と話した。

授賞式では、老山綾乃監督(23)の「まんたろうのラジオ体操」がグランプリを獲得した。橋本は「作品を見終わった後に気持ちが震えて、今話していてもわきあがるものがあるくらい。残るだけじゃなくて刻まれる。いい意味で傷痕が残ったなという経験をしてうれしかった」と振り返った。老山監督について「すごくすてきなセンスをお持ちですし、それでいて強い気持ち、これを書きたいんだっていう、これで救われたいんだっていう気持ちを強く感じた」と評し「見ている人たちの中に、たった1人でも救われた人はいると思います。強く続けていって欲しいな」とエールを送った。

ファイナリスト作品は、近藤啓介監督(29)の「脱走球児」、老山監督の「まんたろうのラジオ体操」、上田迅監督(34)の「速水早苗(はやみさなえ)は一足遅い」、幡豆彌呂史(はず・みろし)監督の「鶴美さんのメリバ講座」、吉川肇監督(27)の「瑠璃とカラス」の5作品。上田監督の「速水早苗(はやみさなえ)は一足遅い」はオーディエンス・アワード賞を受賞した。グランプリには、賞金100万円と、動画配信サービス「Hulu」のオリジナル新作監督権が贈られた。

映画監督の沖田修一氏と劇作家の本谷有希子氏も出席した。