アイドルグループ「2o Love to Sweet Bullet(通称トゥラブ)」や「君に恋をした。」、MiiS(ミーズ)など8組が22日、東京・ホリデー新宿で“節電ライブ”「歌舞伎町で推しを照らせ」を開いた。

午後6時15分開始で午後9時の終了までライブハウスの全ての照明がオフ。ファンが自分の“推し”を懐中電灯で照らして見るライブ。

この日は東京電力と東北電力管内で「電力需給逼迫(ひっぱく)警報」が発令された。夕方から電力需要に対する供給不足が見込まれるとして、政府から節電への協力が呼びかけられた。夕方に関東で放送されたテレビのニュース番組ではスタジオの照明を抑えるなど対応が相次いで取られた。

節電要請に即座に従ったライブと思われたが、実は3カ月前に決まっていた企画。たまたまタイミングが重なったのが真相だ。

8組の所属する音楽事務所サンクレイドのダイナマイト・トミー社長は「本日行われた日本のライブで、最も消費電力が少なかったと思います。偶然にも節電対策になったのはうれしい限りです」と話した。