宝塚歌劇団宙組トップ真風涼帆主演の「NEVER SAY GOODBYE -ある愛の軌跡-」(4月2日~5月1日、東京宝塚劇場)の公開通し稽古が1日、同劇場で行われた。

06年の初演時に初舞台を踏んだ思い出の作品に、真風は「初舞台を踏んだのは、桜咲くこの時期でした。そして、その初舞台を踏んだ作品を再演できることに喜びを感じるとともに、身の引き締まる思いでいます」とコメントした。

スペイン内戦に身を投じ、真実を記録したカメラマンを演じている。「初日を目前とし、出演者全員とお稽古できていることに感謝するとともに、今、世界で起きていることを感じながら、この作品に向き合っています」と続けた。

本拠地の宝塚大劇場では新型コロナウイルスの影響で、23日日遅れで初日を迎えたことも踏まえ、真風は「まだまだ、コロナ禍は続きますが、お客様、ファンの皆様にとって、ご観劇いただく3時間が特別な時間となりますよう、出演者全員で精いっぱい舞台を務めてまいりますので、千秋楽までよろしくお願いします」とメッセージを送った。