TBS井上貴博アナウンサー(37)の初冠ラジオ番組「井上貴博 土曜日の『あ』」(土曜午後1時)が2日、スタートした。

番組冒頭、井上アナは「こんにちは、午後1時を回りました。TBSアナウンサーの井上貴博です」とあいさつ。「ふふふ」と笑いながら「私、とんでもなく緊張してやがる。ははは。さっきのチャキチャキはフワフワしてそうでもなかったけど、一気にきましたわ。新陳代謝レベルは小学校5年生から変わっていないので、今もうね、脇汗がひどいことになっていますよ」と普段、MCを務める同局系「Nスタ」(月~金曜午後3時49分)ではみせないような一面をみせた。

自身を「私は緊張プレッシャー、学生時代、めっぽう弱いタイプ」と評し、「中学校3年生の時は、野球部キャプテン、迎えた夏の大会は、ショートを守っていた私のエラーで敗退引退。高校に上がってからは、2年生の時にレギュラーとれたのはいいんですけど、夏の大会甲子園予選、セカンドを守っていた私のエラーで、先輩を引退に追いやる。学生時代の心の傷っていえないもので、37歳になって今でも夢に出てくる」と明かした。

緊張の対処法として「大学生くらいかな、無理やり自分の中に、人格を作ったんですよ。『緊張大好物貴博』っていうのを作ったんです」と切り出し、「そこから17年育て上げて。まあ育ちましてね。今ね、このオンエア中も、耳元でそいつがさけぶわけですよ。『お前この緊張感たまんねーだろ』って。『お前これだけ緊張できる仕事できるって幸せだね。ありがたいね。気持ちいいだろ、たまんねーだろ、うひゃひゃ』ってさけんでいるんですよ。ねー変態でございましょ。土曜日の昼下がりに、につかわしくない変態性の高いオープニングになりますので、お付き合い下さい」と笑いを交えて呼び掛けた。

番組では、いろいろな「あ!」「あー」など「これ、いいね」の気づきから始まる「ウェルビーイング(well-beig=良い状態)」な社会をリスナーと一緒に創ることを目指す。タイトルは井上アナの名前にちなんで、50音で「い」の上(井上)が「あ」であることもかけている。

さまざまな企画が用意されており、パラスポーツの魅力について専門家と議論したり、ユニバーサルデザインや地方創生、社会課題、Z世代の考えなどについて深掘りしたりしていく。

6月まで午後3時55分までの3時間番組で、TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」などに出演するTBSラジオキャスター田中ひとみも出演する。