元TBSアナウンサーで京産大客員教授の吉川美代子(67)が26日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜午前5時)に電話で生出演した。

報道番組のキャスターやTBSアナウンススクール校長を長年務めてきた“しゃべりのプロフェッショナル”だけに、テーマは「話し方のポイント」。

TBSアナウンサーの1期先輩に当たるパーソナリティーの生島ヒロシ(71)が「菅(義偉)前総理には、しゃべりのトレーニングをしたらもっといいよって言ったんだけど。本人、秋田の照れ屋さんだからやらないんだけど、あれでキチッとしたしゃべりができたらすごいと思いません?」と質問。

吉川は「仕事でも、プライベートでもそうなんですが、しゃべっている間、目線をあんまり合わせないですよね。最低限、どんな場合でもあいさつ、しかも顔を見て目を見てやるというのが一番スタートだと思うんです。そうすると“これから、あなたにしゃべります”“私はこれから、あなたの話を聞きますよ”っていうのが相手にも伝わって、サァ!っというお互いがこれから話すぞっていう心構えが出来るような気がしますね」と答えた。

生島は子供の頃の赤面症を告白しながら「世の中の政治家やビジネスマンの方でしゃべりが苦手とか得意じゃないとか、損している人がいるのでチャレンジして欲しいですよね」。

吉川は「そうですよね。しゃべりというのは、その人の個性でもあるのでね。いきなり立て板に水のごとくベラベラとしゃべれなくてもいいと思うんですよ。ただ、必ず相手がいることなので、相手に何を伝えるべきなのか、何を伝えたいのか、何を聞きたいのかっていうのを自分自身がハッキリ分かっていれば多少、言葉づかいが間違ったり声が小さいとかいろいろあったとしても、自分自身の伝えたいという熱い心、伝えることに対しての熱量みたいなもの、必死さだったり真剣さ、誠実さがある程度伝わるんですよね」と話した。

そのほか資料などの準備のし過ぎの問題点、声に出して読むことの重要性などを熱く語り合った。