俳優平方元基(36)が1日、東京・シアタークリエで初の単独主演舞台「THE 39 STEPS(ザ・サーティーナイン・ステップス)」の初日公演前の通し稽古を行った。

殺人犯に間違われた主人公の英国発の物語で、サスペンスとユーモアに満ちた作品。

出演者4人、ノンストップの展開に平方は「ここまで追い詰められるというか、必死になって生きている潔さ、快さを感じています。この作品で主演できてうれしい。少ない人数のカンパニーだからこそ、きずなが生まれた。真ん中を任せてもらえてうれしい」と話した。

演出は、2020東京パラリンピック開会式の演出を務めたことでも知られるウォーリー木下氏。同氏は「座長の平方さんがすごく心が広くて、安心感のかたまり」と信頼を寄せた。

平方は「今まで見たことのないスタイルの演劇。初めて見ても、何度見ても分からないことがあると思いますが、どれも正解」とメッセージを送った。

スパイなど3役演じるソニンは「初日公演で泣いちゃうかもと思うくらい、短期間でここまでこられた」と、早くも感無量の様子だった。

ほか、あべこうじ、小松利昌が出席。17日まで。