俳優志尊淳(27)が13日、都内で、主人公の声を務めたアニメ映画「バブル」(荒木哲郎監督)の初日舞台あいさつに共演の広瀬アリス(27)らとともに出席した。

同作は、沈み掛けた東京を舞台に、未知の生態「バブル」と遭遇した少年、その少年に恋をした少女を中心に物語が展開する。

初日を迎え、志尊は「すごくうれしい気持ちです。本当に荒木さんが長い月日をかけて作っていらっしゃったお話を聞いて、完成して皆さんに届けられるっていうのは、これが創作というか。たくさんの力添えをもらって届くのが醍醐味(だいごみ)だと思いました」と感慨深そうに話した。

見所については「アクションの躍動感。テレビ画面と映画館では違う。映画館で見た方が奥行きを感じると思う。あとは音楽。作中で歌が流れるのは斬新で新鮮で。いろんな要素で楽しめるので確実に映画館で見てほしいなと思いますね。細部にこだわっている部分を映画館で堪能してほしい」とアピールした。

イベントで「もしなりたいものになれるなら?」と問われ、志尊は「実力派声優」とフリップに書き込んだ。「楽しかったんですけど、慣れないことが多くて余裕がなくて。純粋に楽しめなかった。(声優の)皆さんのような能力をお金でゆずってもらえないかなっていうくらい(笑い)。ノウハウがわからない。考え方であったり物事の捉え方が全く違って本当にすごいな。細部までこだわって声を出しているのかと」と声優陣に羨望(せんぼう)のまなざしを送った。

荒木監督、声優の梶裕貴らも出席した。