NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜午前8時)の17日に放送された第27話の平均世帯視聴率が15・5%(関東地区)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第5話の17・0%だった。平均個人視聴率は8・7%だった。

沖縄の料理に夢をかけた料理人を目指す沖縄生まれの主人公、比嘉暢子(黒島結菜)と、支えあうきょうだいを描いた物語。タイトルの「ちむどんどん」は、心がワクワクすることを意味する。ヒロインの父親を大森南朋、母親を仲間由紀恵、きょうだいを竜星涼、川口春奈、上白石萌歌、が演じる。主題歌はドラマの舞台となる沖縄県出身の歌手三浦大知が書き下ろしたオリジナル楽曲「燦燦(さんさん)」。

あらすじは、暢子は東京で身を寄せるはずだった兄の賢秀(竜星涼)が、失踪してしまったことを知ってぼうぜん自失。その上、兄は多額の借金を残していて、母・優子(仲間由紀恵)、姉・良子(川口春奈)、妹・歌子(上白石萌歌)が残った実家はまた経済的困窮に立ち戻ってしまう。暢子は兄を探して横浜市の鶴見にやってくるが…。暢子に救いの手を差し伸べたのは鶴見の沖縄県人会の会長・平良三郎(片岡鶴太郎)だった。暢子は事情を説明し、泊まらせてもらう。翌日、三郎からの就職の紹介状を持って訪れたのは、偶然にも銀座で初めて食事したイタリア料理店「アッラ・フォンターナ」だった。レストランのオーナー・房子(原田美枝子)は暢子に就職のテストをすると言った。