日本テレビは23日、都内の同局で定例社長会見を開催し、杉山美邦社長らが、14日に脳出血のため54歳で亡くなった同局の河村亮アナウンサーを悼んだ。

河村アナはプロ野球中継、ゴルフ、箱根駅伝など多くのスポーツ実況などで活躍。杉山社長は「我々もただただ残念としか言いようがありません。91年に入社されて、30年間にわたって野球中継、ゴルフ、箱根駅伝等、いろんなスポーツ番組に多岐にわたって活躍して頂いた」と感謝を述べた。

続けて「(河村アナが)『アナウンサーは黒子みたいな役割』と言っていて、選手をリスペクトし、サービス精神を忘れない、日本テレビが誇るアナウンサーでした」と回顧。後輩育成にも積極的だったと語り「後輩の出演する番組をチェックして、放送終了後にアドバイスしていました。A4サイズにアドバイスをびっしり書いて、後輩アナウンサーに送って指導してきたと聞いています。情熱があって、努力家。本当に悔やまれてなりません」と語った。

編成担当の福田博之常務もコメントし「各社のみなさんに河村は温かい記事で送っていただいて、感謝しております。本人も喜んでいると思います」と話した。