五木ひろし(74)が27日、都内で行われた新曲「北前船/港町恋唄」の発売取材会に登場した。

「北前船」は江戸時代から明治時代にかけて、全国各地をつないだ商業船群。

カップリングの「港町恋唄」はABC3タイプがあり北前船が立ち寄る寄港地合計60カ所を歌詞の中に取り入れた。

北前船の絵が描かれた着物に身を包んだ五木は内容について「(北前船が寄る)港と言えば恋が生まれたりする。そういったものを取り入れ、ムード歌謡風に仕上げた」と説明。メイン楽器がアルトサックスとなっており「(俳優の)武田真治くんが吹いてくれた」と明かした。

CDは3つのタイプに分かれており、歌詞中に函館や姫路、五木の出身地福井の敦賀なども入っている。「(寄港地の)地元を探してもらって選んでいただければ」とアピールした。

「北前船」について「これほど大きな歴史を大切にするテーマを歌えるのは光栄。歌手生命にかけてヒットさせたい」と決意を口にした。

また、この日は北前船日本遺産推進協議会から感謝状が贈られ、北前船交流拡大機構から「北前船大使第一号」を委嘱された。