2日に放送された、女優土屋太鳳(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「やんごとなき一族」(木曜午後10時)第7話の平均世帯視聴率が5・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と3日、分かった。初回から7・3%、6・1%、5・7%、4・8%、6・0%、6・3%だった。

平均個人視聴率は2・8%だった。初回から4・0%、3・3%、3・2%、2・8%、3・3%、3・5%だった。

土屋演じる篠原佐都は、母と東京の下町で営む大衆食堂「まんぷく屋」の看板娘。江戸時代から400年以上続く名家で、不動産事業を手がけ莫大(ばくだい)な資産を有する深山一族の当主・深山圭一(石橋凌)の次男・深山健太(松下洸平)からプロポーズされ、受け入れる。健太はは深山家の跡継ぎに指名されている。

身分の違いを理由に深山家の親族からは猛反対されるが、佐都は純朴で庶民的な健太を信じて、駆け落ち同然に結婚する。深山家の旧態依然とした上流社会ならではのしきたりに反発する佐都だが、健太の「深山家を普通の家族にしたい」という願いを知り、深山家に入って戦うことを決意する。

原作は講談社「Kiss」で連載中の、こやまゆかりさん作の同名コミック。

第7話で、深山家の末娘・有沙(馬場ふみか)の婚約披露お茶会を成功させた佐都は、しゅうとめの久美(木村多江)だけでなく、そのしゅうとめの八寿子(倍賞美津子)の信頼を得た。

そして健太は、佐都の実家「まんぷく屋」が軒を連ねる商店街近隣に圭一が仕組んだショッピングセンター誘致計画を阻止。佐都と健太たちは「まんぷく屋」で祝杯をあげるが、その席で母の良恵(石野真子)が佐都の妊娠に気づく。

2人から妊娠の報告を受けた圭一は久美とともに大喜び。しかし、そこに居合わせた長男・明人(尾上松也)の嫁の美保子(松本若菜)は肩身が狭い。出自を明人とともに隠していたことで、夫婦ともども当主の圭一に見放されてしまったのだ。佐都は彼女をかばおうとするが、美保子はこれからが地獄の始まりだと吐き捨てるように言って去ってしまう。

幸せの絶頂にいる佐都だが、美保子の言葉通り、深山家での出産にはさまざまなしきたりがあることを知る。そんな時、健太の秘書・立花泉(佐々木希)の父・立花隆(篠井英介)が環境大臣に就任したことを知った圭一はほくそ笑む。圭一は、まだ佐都を深山家から追い出す手段を考えていた。

美保子もまた明人を深山家の後継者にする夢を捨ててはおらず、泉に接近して佐都の妊娠を知らせる。そして、健太の帰りを待つ佐都のもとに泉がやって来た。