夢グループの石田重廣社長(63)が歌手デビューする。29日のTBS系「週刊さんまとマツコ」に出演して明かした。デビュー曲は歌手保科有里とのデュエット曲「夢と…未来へ」で、石田社長が作詞し、保科がペンネーム「YURI」で作曲した。デュオ名は「夢 石田社長と有里」。7月6日に自社レーベルの夢レコードから発売される。

石田社長は「(カラオケ1番という商品の)テレビCMで歌っているのを見た方から、社長の歌、じ~んと来るって言われまして」と歌手デビューの動機の一端を明かした。

石田社長は保科とともに自社の通信販売のテレビCMに約5年前から登場。独特の口調と存在感で人気者となった。「社長の愛人?」とうわさされる保科が「社長~、もっと安くしてください~」と甘えるように願うと、一気にプライスダウンするのが定番だ。

夢グループは通販会社だけでなく、芸能事務所でもある。橋幸夫、黒沢年男、チェリッシュらをマネジメントしている。保科もその1人だ。通販のノウハウを生かし、往年のスター歌手による主催コンサートを数多く開催。コンサートで出演者が歌う「夢スター春・秋」「ごめんなさい、ありがとう」を、石田社長自ら作詞作曲している。

中学3年生の時に、歌手にあこがれ日本テレビ系のオーディション番組「スター誕生!」に出演した経験も持つ。まさに夢実現で「コンサートでも歌いたい」と話した。