歌手氷川きよし(44)が6日、東京・明治座の座長公演4日目を終えた。

歌手志望の若者(氷川)が18世紀のフランスにタイムスリップする舞台「ケイト・シモンの舞踏会」とコンサートの2部構成。コンビニのアルバイトからジャンヌ・ダルク、怪盗ルパンなど多彩な6人を演じる氷川は、それぞれを完璧に演じきった。演技同様、きれい好きも“完璧”のようで「1日に6回か7回は歯磨きをします。手もしっかり洗います」と明かした。

コロナ禍でファンは声援を送れず、拍手かセンスを振ってエールを送った。「センスの振り方もセンスがいい」。ダジャレもノリノリで、何度も大きな拍手を浴びた。

コンサートでは、160万超ヒットのデビュー曲「箱根八里の半次郎」や新曲「群青の弦(いと)」「限界突破×サバイバー」「Happy!」など、演技同様に演歌からロックまで多彩な14曲を披露。衣装も紋付きはかま、えんび服、ストライプスーツの3種類で“聞いて、見て”楽しめる内容だった。

7月4日まで同所で。その後に大阪、福岡、名古屋公演も行う。