宝塚歌劇団花組のトップコンビ、柚香光と星風まどかが13日、兵庫・宝塚大劇場で、「ドリームジャンボ 抽選会」にゲスト出演。的へ飛ばす矢のスピードにアクションつきで驚きを表現した。

近年、この時期のジャンボの抽せんは大劇場で行われるのが恒例となっていたが、コロナ禍で19年以来、3年ぶりに行われた。

柚香、星風は現在、大劇場で上演中の「巡礼の年~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~」舞台衣装で登場。前後賞合わせて5億円の「ドリームジャンボ宝くじ」1等の抽せんに参加した。

柚香は「重大な任務に緊張しております」と言い、抽せん中は、数字の書かれた的へ矢を飛ばすシステムを見て、飛んでくる矢の勢いに驚いた表情も見せた。

自分に矢が刺さったようなリアクションも見せ、司会者からつっこまれると「すごい勢いで矢が飛んできた。今まであまり感じたことのない衝撃」と笑みを浮かべながら感想を語った。

数字が書かれたルーレットに向かい、矢を放つ発射ボタンを押す“大役”を担った柚香。「毎日このステージに立っていますが、今日はまるで違う光景のように感じた」と言い、ホームの客席を見渡した。

相手娘役の星風は、宙組(トップ娘役)時代にも参加経験があったが「会場の高揚感と期待感と、私のドキドキ感で緊張しました」と、あらためての思いを口にしていた。

コンビは4日に同劇場で開幕した花組公演「巡礼の年~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~」「Fashionable Empire」に主演。柚香はピアニストで作曲家のフランツ・リスト役を演じ、星風は運命の恋人、マリー・ダグーにふんしている。【波部俊之介】