演歌歌手水森かおり(48)が15日、新曲「九十九里浜」の舞台である千葉・九十九里町で、3年ぶりの現地新曲発売記念イベントを行った。

イベント前には、雨が降り、強風が吹く中で「歌の舞台への恩返しをしたい」と九十九里浜でごみ拾いを実施した。「ごみはマスクが一番多かった。たばこの吸い殻と花火の燃えかすもかなりあって、意外と浜が汚れているのが分かった」と驚いていた。

水森といえば“ご当地ソングの女王”の異名を持ち、「九十九里浜」の舞台の千葉県で、47都道府県のうち44都道府県を制覇。「地元の人が、曲タイトルに『九十九里』が入るとヒットすると言っていた。私もそれにあやかりたい」と意欲満々。「コロナも落ち着いてきたので、1人でも多くの人にナマの歌声を聞いてもらいたい」。そして今年も出場すれば、20年連続出場となる年末のNHK紅白歌合戦にも「夢の舞台につながる活動をしていきたい」と決意を語った。

イベントでは新曲やヒット曲「鳥取砂丘」などを歌唱。九十九里町の大矢吉明町長から「九十九里町PR大使」に委嘱された。通算で25カ所目のPR大使就任に「何よりうれしいです」と小躍りして喜んだ。

雨女で知られる水森。この日も雨天だったことに「今日は雨で見通しが良くなくて視界不良。でも、この荒波みたいなビッグウエーブに乗って新曲を頑張ります」と笑顔で語った。