岡田将生(32)が、10月スタートのテレビ朝日系連続ドラマ「ザ・トラベルナース」(木曜午後9時)に主演することが26日、分かった。中井貴一(60)とコンビを組んでフリーランスの看護師「トラベルナース」を演じ、現場を改革していく痛快医療ドラマになる。

岡田演じる那須田歩は、意識とプライドが高く、言動がストレートすぎる熱血漢。米国で働いていたが、ある事情で日本に帰国する。タッグを組む、中井演じる九鬼静は技術は高いが二枚舌で、相棒・那須田のことを「バカナース」と切り捨てるタイプ。同じトラベルナースながら、“直球型”の那須田と“変化球型”の九鬼という好対照な2人が反発しつつ、手を取り合って医療従事者らをさっそうと救っていく。

脚本は、米倉涼子主演の大ヒットシリーズ「ドクターX」を手掛けた中園ミホさんが担当。「ドクターX」は10月期の木曜午後9時枠(木曜ドラマ枠)が定位置で、放送される年とされない年があるが、今年の同枠連ドラは「ザ・トラベルナース」が放送されることになった。

岡田は「オファーをいただいた時は素直にうれしかったです。自分で良いのか…と自問自答する時間もありましたが、飛び込みたくなる作品でした。精いっぱいの力をこの作品に注ぎ込むつもりです」とコメント、全力投球を誓っている。

中井とは11年公開の映画「プリンセス トヨトミ」以来、11年ぶりの共演となる。岡田は「2人のシーンが特に多いので、経験してきたものをすべてぶつけようと思ってます」とし、尊敬する先輩に俳優としての成長を示すつもりだ。

中井も「彼との芝居で刺激を受けながら、最高のバディになれるよう務めます」と共演を楽しみにしている。

◆トラベルナース 期間限定で各地の病院を渡り歩き、看護に従事するフリーランス看護師。米国では全看護師の1割にあたる約40万人いるとされる。応援ナースともいう。