女優吉岡里帆(29)が30日、都内で行われた映画「島守の塔」(7月22日公開)の完成披露舞台あいさつに出席した。メガホンを取った五十嵐匠監督への感謝を伝え、長寿も祈った。

ダブル主演の萩原聖人(50)と村上淳(48)や、共演の香川京子(90)らとともに登壇した。20年に撮影予定だったが、コロナ禍でいったん中止となり、1年8カ月後にあらためて撮影。「無事に完成した映画がこうして劇場でかかるのかと思うと感無量です」と喜んだ。

20年3月、撮影中止が決まった当時を振り返り、「中止が決まった日にみんなと話し合う時間があったんですけど、監督がその後すぐに連絡をくださって、必ず撮り切るので、もう一度再会する時は力を貸してくれないだろうかとお話しいただきました」と明かした。「どのくらい待つか分からないけど、きっと必ず完成して、お客さまに見ていただくべき作品なんだろうなと感じていて。大変意義がある作品だと感じていましたので、映像を通じて皆さんに伝わればいいなと思います」と願った。

舞台あいさつのラストでは、主演の萩原と村上のスピーチ後、五十嵐監督から「吉岡さんは? どうぞ」と水を向けられ、萩原からも「締めて!」と背中を押された。「どうしましょう、恥ずかしいですね。そうですね…」と小考した後、「五十嵐さん、元気で長生きしてくださいっ!」と笑顔でアピール。萩原から「最高だよ」と絶賛された。