斎藤工(40)が7日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた映画「グッバイ・クルエル・ワールド」(大森立嗣監督、9月9日公開)完成披露試写会で、主演の西島秀俊(51)に「この前まで、地球を一緒に守っていましたけど」と笑いながら呼びかけた。2人は、公開中の映画「シン・ウルトラマン」で、防災庁の禍威獣(かいじゅう)特設対策室専従班、通称・禍特対(かとくたい)の作戦立案担当官と班長を演じているが、今作では全員が互いに素性を明かさない強盗団を演じる。西島が演じた安西幹也は妻子への愛の陰に凶暴な過去を隠し、斎藤が演じる萩原政春はヤミ金の役どころだ。

西島は、司会から「SNSなどで、西島さんのバイオレンスを楽しみにしてる人が多いが?」と問いかけられると「最近は結構、穏やかな役をやることが増えていて」と笑った。その上で「確かに、暴力にさらされたり、自分が暴力をふるうと言って良いか分からないですけど、最近はそういう世界の役がなかった。今回は、追い込む人たちが強烈な人なので、どんどん追い込まれる役。そういう役を、やっている僕が好きな方がいるか分からないですけれど、楽しみにしてらっしゃる方がいらっしゃれば、きっとご期待に添えると思います」と語った。

斎藤は「最高ですよ、西島さん…しびれます。この前まで、地球を一緒に守っていましたけど」と笑いながら語った。斎藤が「シン・ウルトラマン」で演じたのがウルトラマンになる男・神永新二だったことから、西島が「あなたが守っていたでしょ?」と突っ込むと、斎藤は「この作品では、西島さんは車を運転してくれるし…貴重な西島秀俊が見られます」と太鼓判を押した。