木村拓哉(49)が21日、シンガー・ソングライター吉田拓郎(76)の最後のテレビ出演となる、フジテレビ系音楽特番「LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業スペシャル」(午後8時)に出演した。

木村は、吉田から「最後に会いたい人」としてオファーを受けて出演した。番組へは98年以来24年ぶり3度目の出演。番組テーマソング「全部だきしめて」を歌いながら登場した。

木村は、出演が吉田の希望だったことを聞くと、「ほんとですか。スタッフの作り話だと思ってた」と信じられないような表情を浮かべた。

吉田は「とにかく格好いいことが大好き。ギターもかっこよく弾かないやつは嫌いなの」と持論を展開すると、「木村拓哉という人は、なんか知らないけど、形がいいんだよ。体から出るオーラにすさまじいものがあるのは感じていた」と、初対面から木村に一目置いていたという。俳優石原裕次郎さんからも同様のオーラを感じたといい「光が出ているようなオーラがあった。オーラがないゲストいっぱいいたじゃない?」と番組を振り返りつつ、ジョークも飛ばした。

「自身の宝物」について語る場面で「ギター」を挙げた吉田は、「生涯で3、4台しか持っていない。他のギターを好きになれない。エレキが2台、アコギが1台あるだけ」と話した。今回が最後のテレビ出演となることから、堂本光一(43)に「そのギターはどうされるんですか」と聞かれると、「その3、4台は持って死ぬんじゃないの?」と将来を見据えた。「僕ら、もらってもいいですか」とのおねだりには、「いや、あげない」と即答して笑いを誘った。

同番組は、KinKi Kidsと吉田による音楽バラエティーとして、96年10月~01年3月まで放送された。17年の特番以来、5年ぶりの復活となった。また、7月21日はKinKi Kidsのデビュー日でもあり、デビュー25年目を迎える節目の日に放送された。