歌手近藤真彦(58)が21日、東京・中野サンプラザホールで2200人のファンを集め、バースデイライブを開いた。2日前の19日に58歳の誕生日を迎えた近藤は「愚か者」「ミッドナイト・シャッフル」「夕焼けの歌」など、アンコールを含めて全30曲を熱唱した。

この日の会場の中野サンプラザは、昨年4月末のジャニーズ事務所退所後、同11月に音楽活動を再開した場所。「この8カ月の間、いろいろなところでライブをやって、いろいろな人に会い、超満員の人に励まされてきました。19日に58歳、もう言わない方がいいけど、歌っちゃってるんでね」と笑顔を見せた。

ギタリストとして参加の野村義男(57)は観客をバックに近藤とツーショット撮影。「ありがとう」とステージを去ろうとして、近藤に「ギターを弾いて」と引き留められて「近所だから、写真を撮りに来たのに」と笑った。近藤が「こんな感じで助けられてます」と言うと、野村はギターで「ハッピー・バースデイ・ツー・ユー」を演奏した。

近藤は9月3日から始まるコンサートツアーについて「誰でも知っている、今までのヒット曲を中心に歌う。どの曲も宝物」と言って、この日のフジテレビ系「LOVE LOVE あいしてる」が最後のテレビ出演となった吉田拓郎(76)が作曲した1988年(昭63)のヒット曲「あぁ、グッと」を熱唱した。そして「昔より、歌うことが楽しくなった。前は、やってやるぞという勢いでやっていたけどね。これからも味のあるコンサートをやりたい」と話した。

そして今年12月にディナーショー「Masahiko Kondo 港まっち Harbar Town Dinner Show 2022」を横浜、神戸、函館、長崎で開くことを発表した。

近藤は「これほどまでの盛り上がりの中、つくづく思うのは、ヒット曲とmatchyは僕の宝物だということ。その宝物を再び冬のディナーショー。しかも日本全国の歴史ある港町で披露できることをうれしく思います。3年ぶりに大人の、いや、おやじの歌声をぜひ皆さんで聞きに来てください」と笑った。

野村は「参加させてもらえるのをうれしく思います。もう何度もマッチ君のディナーショーには、ゲストに呼んでいただいていますが、今年はいろいろな港町でのディナーショー。ショー自体が、いつも楽しいのに、さらに港町ということで楽しみになっています。僕自身もディナーショーを楽しんで、街探索も楽しみたいと思います。マッチ君、一緒に散歩に行くかなぁ~?」と話している。