投資トラブルの渦中にあると報じられ、所属事務所の松竹芸能を退所したTKO木本武宏(51)が、今後も芸能活動を続け、木下隆行(50)とのコンビも解散しない意向であることが24日、分かった。

一連の報道後SNS上でファンからTKOの解散を心配する声も出ているが、コンビをよく知る関係者は「現時点では解散の可能性はありません」と話した。木下は後輩芸人にペットボトルを投げるなどしたとのパワハラ疑惑が報道され、20年3月に松竹芸能を退所。同関係者は「木下さんの退所の際も、木本さんの心意気もあってTKOの名前が守られた部分が大きい。自分がコンビの一員であることの意識はお互いに強いと聞きます」と説明した。

木本は今月23日、ツイッターで退所を報告し「近日中に事の経緯をきちんと説明」するとしている。別の関係者は「被害金額は調査中とのことですが、木本さんは今後芸能活動を続けて、迷惑を掛けた人々に地道にお金を返していくつもりのようです」と明かした。

木本をめぐっては周囲に投資話を持ちかけ、億単位の巨額金銭を集めたなどと報じられている。これまでの日刊スポーツの取材に対し、木本に近い関係者は、集めた資金を木本が直接運用した事実はなく、集めた全額を投資運用を持ちかけた「相手方」に預けたとしている。そしてその相手方に対し、法的措置をすべく動いていると明かしている。