宝塚歌劇団は29日、兵庫・宝塚大劇場で上演中の月組公演「グレート・ギャツビー」について、この日午後1時公演から8月2日までの上演を中止すると発表した。同3日は休演日で、4日以降の上演については後日、発表される。

劇団が定期的に行うPCR検査で、公演関係者から、新型コロナウイルス陽性者が確認されたため、この日、同日午後公演分から急きょ中止を決めた。

劇団では、感染予防対策を徹底し、その一環として公演関係者全員に検温とともに、定期的なPCR検査を続けている。

「ご観劇を心待ちにしておられたお客さまには大変申し訳なく、深くおわび申し上げます」とし、今回の陽性確認者は「ご観劇のお客さまに直接応対する業務には従事しておりませんが、今後、保健所のご指導も仰ぎながら、施設の消毒等、必要な措置を進めてまいります」とコメントした。

今公演は、月組トップ月城かなとが主演し、当初は宝塚大劇場で7月16日に開幕予定だったが、稽古期間中に公演関係者から感染者が出て、初日を22日に遅らせて上演を始めていた。

宝塚大劇場公演は8月22日まで、東京宝塚劇場は9月10日~10月9日までの日程になっている。