宝塚歌劇団は3日、雪組スター和希そら主演の「ミュージカル 心中・恋の大和路」の東京・日本青年館ホール公演について、初日3日からの上演を取りやめていたが、9日午後3時30分開演分から上演すると発表した。また、同公演は当初、9日までの予定だったが、会場の確保ができたため、10日に同会場で追加公演を行うことも決まった。

公演関係者から新型コロナウイルスの陽性者が確認され、3日の東京公演開幕を遅らせていた。

同公演は、和希の東上初主演作で、先に大阪市のシアター・ドラマシティで上演。大阪公演は、新型コロナウイルスの感染者が出て、26日以降の上演を取りやめ、途中中止。大阪公演後の東京公演も、開幕日の3日と4日の中止を決め、初日が先送りとなっていた。

劇団では「公演を安全に実施するにあたり必要な期間を確保するため」とし、引き続き9日午前開演分までを中止。新たに10日まで日程を広げた形になった。

「ご観劇を心待ちにしておられたお客さまには、ご心配とご迷惑をおかけしますことを改めておわびいたしますとともに、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます」としている。