女優松岡茉優(27)が16日、都内で行われた映画「ヘルドッグス」(原田眞人監督、9月16日公開)のジャパンプレミアに出席した。芝居に入り込むあまり、ある人物が「半年間夢に出てきた」と告白した。

主演の岡田准一(41)らキャストとともに白いリムジンからレッドカーペットに降り立った。その後劇場内に入りステージに登壇し、観客から拍手を浴びた。「この作品、本当に1秒も休ませてくれないです。かばんの中に甘い物がありましたら、上映前に糖分をとっていただきたいと思うくらい。ジェットコースターのような作品に揺られてほしいと思います」とあいさつした。

同作は深町秋生氏の小説が原作。岡田演じる“闇落ち”した元警察官が、警察から潜入捜査を強要され、ヤクザ組織でのし上がっていく。ハードなアクションも披露し、裏社会をドラマチックに描く。

松岡はヤクザのボスの愛人を演じた。「私も少しだけアクションシーンをやらせていただいたんですけど、体も強くなきゃいけないけど、心も強くなきゃいけないなって感じました」と振り返った。「相手の殺し屋の方を、半年くらい夢に見て。私、向いてないなって思いました」と打ち明けた。

岡田から「夢に出てきたんですか!? 怖いもんね」とフォローされ、松岡は「怖かったんですよ。今皆さんの話を聞いて、そこを切り離すっていう手段もあったんだなって。100%、今までのお芝居のほうでやってしまったから…」と反省。「皆さんこの後(映画を)ご覧になって、『この人が夢にでてきたんだな』って思うと思います」と伝え、笑いを誘っていた。

坂口健太郎(31)MIYAVI(40)北村一輝(53)大竹しのぶ(65)らも出席した。