レジェンド声優の羽佐間道夫(88)と松金よね子(72)が18日、都内で行われた、シルベスター・スタローンが主演・監督の「ロッキーvsドラゴ:ROCKY 4」(19日公開)の公開前夜祭イベントを都内で行った。

2人はシリーズ1作目の映画「ロッキー」(77年公開)をテレビで初放送した83年からずっとロッキーとエイドリアンを担当している名コンビ。

羽佐間は「ロッキーと36年付き合っている男です。最初は戸惑いもあったが、(映画)8本やり遂げました」とあいさつ。かつて、テレビ局の企画でスタローンと対面する機会を打診されたが「断った」という。謙遜も込めて「声も姿も違うので」と理由を明かした。そしてエイドリアンについて「理想の女性です」と言い切った。

そのエイドリアンを演じた松金は「私は舞台もたくさんしているが、松金個人よりもエイドリアンの方が皆さんに親しまれている。うれしいような寂しいような…」と複雑な心中を笑顔で吐露した。

イベント中、○×クイズで「ロッキーの仕事が宝物」か問われると、2人ともすぐに「○」の旗を掲げた。そして羽佐間は「当たり前だっ」となじみ深い“ロッキーの声”で一喝して盛り上げた。