お笑いコンビ、マヂカルラブリーの野田クリスタル(35)が自身が製作に携わったNintendo Switch用ソフト「スーパー野田ゲーWORLD」の人気に自信をみせた。

19日、吉本興業が12年ぶりに復活開催したお笑いフェス「LIVE STAND 22-23」東京公演(19日~21日、千葉・幕張メッセ 国際展示場ホール9・10・11)に出席。同ゲームについて「ダウンロードランキング2位くらいまでいきました。もうすぐスプラトゥーン3が発売されるので、それまでに1位をとりたい」と力を込めた。

同ゲームは21年5月に発売して約10万本の売り上げを記録した前作「スーパー野田ゲーPARTY」に続く第2弾で、ゲーム開発などを手がけるカヤックと共同開発している。7月末の発売当初はバグ(不具合)が多かったといい「2週間で30個くらい出ました。アップデートとともに成長していくゲームです」と苦笑い。深刻なバグは全て直ったこともアピールし、「次の構想もあります。野田ゲースポーツ。野田ゲーギャラクシー。スマホゲームとかも出してみたいです」と語った。

ゲーム製作は想像以上に大変なようで、「お金がすごくかかる」とこぼす場面も。今回はクラウドファンディングで約4500万円ほど集めたほか、前作の売上や吉本興業からの出資などもつぎ込んだというが、エンジニアの人件費などにそれなりの資金が必要だといい「全然足りないんです」と明かした。それでも収益は生み出せつつあるとも語り「まだそんなにですけど、これからどんどん上げていきたい」と意気込んだ。

マヂカルラブリーは、この日のイベントで芸人らが同ゲームで対戦する「スーパー野田ゲーWORLD杯 in LIVE STAND」のMCなどを務めた。

同フェスは、吉本所属芸人が多数出演する大小さまざまなステージをはじめ、飲食ブースや大人から子どもまで楽しめるワークショップなど、会場内に1日中楽しめるコンテンツをちりばめたオールスタンディングイベント。2007年から2010年までは東京、大阪で年1度ペース(大阪は2008年から)で実施しており、2010年に東京公演として千葉・幕張メッセで開催された際は3日間で約6万2000人を動員。今年が吉本興業創業110周年のメモリアルイヤーであることなどから、初の福岡公演も含めて復活開催している。