お笑いタレント劇団ひとり(45)が地上波ドラマ初の監督・脚本を務めたスペシャルドラマ「無言館」が27日、日本テレビ系「24時間テレビ45」(8月27、28日)内で放送された。

長野県上田市に実在する、太平洋戦争の戦没画学生の作品展示館設立へ向けて尽力した窪島誠一郎氏の実話を基にしたヒューマンドラマ。主人公の窪島役は23日に女優でモデルの中田クルミ(30)と結婚した俳優浅野忠信(48)が演じた。

画学生とは、当時の美術学校で絵を学んでいた学生のこと。彼らは太平洋戦争に出征する直前までキャンバスに向かい、そこには故郷・家族・愛する女性など、穏やかな絵ばかりが描かれていた。ドラマで描かれた主人公の窪島は、そんな画学生たちの作品を展示する「無言館」の開館にむけて立ち上がる。絵を集めるために全国各地の遺族のもとを駆け巡り、建設費の問題や遺族からの非難など、多くの壁にぶつかりながらも乗り越え、最後には感動の奇跡が待っていたという物語だ。

劇団ひとりが監督・脚本を務めるのは映画「青天の霹靂」(14年)、Netflix配信の「浅草キッド」(21年)に続いて3作目。同ドラマは動画配信サービスHuluで期間限定無料配信されることも発表された。配信期間は8月28日20時54分~9月27日23時59分の1カ月間となっている。