福山雅治(53)が12日、福岡市内のJR博多駅前広場で行われた主演映画「沈黙のパレード」(西谷弘監督、16日公開)ファンミーティングに柴咲コウ(41)とともに登場した後、同市内のTジョイ博多で舞台あいさつを行った。

福山は冒頭で「本当にお暑い中、しかも、ほぼ当日発表にもかかわらず、あれだけたくさんの方に集まっていただいた…感無量」と感謝した。午前4時に映画の公式ツイッターでイベントの開催を電撃告知したが、午後5時半のスタート時には7000人が集結。14年7月に米俳優トム・クルーズ(60)が福岡入りし、同所で映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のイベントを開いた時と、同数の観客数だった。

その上で、福山流のジョークも忘れなかった。

「正直、事前告知が少なすぎるんじゃないのか? 大丈夫? 2週間くらい前から伝えた方がいいんじゃないの? って言ってたんです」

「(イベントは無料開催されたが)1000円くらい、いただきたいね。ただより高いものはないですよ。もちろん、映画公開日以降に、もう1度、お越しくださいますよね? 何度も見ていただきたい」

福山の一連の軽妙なトークに、柴咲も「トーク力のある福山さんと一緒で安全、安心という感じで立たせていただきました」と笑みを浮かべた。その上で「映画の期待値にもつながっているのかなというふうに思って、うれしいです。ところで福山さん、高いところが無理って?」と聞いた。

福山は「本当に、高所恐怖症なんですよ」と打ち明けた。この日は3階テラスから身を乗り出してファンに手を振ったが「普段は絶対に出来ない。あれだけ、立ち位置、下がってくださいって言われるくらい下がると、僕が見えない方が、いっぱいいたと思う。前に出なきゃと出た」と説明。その上で「怖いんですけど、今だったら、7000人の皆さんの前でダイブできる…きっと受け止めてくれるはずだと」と力を込め、客席の笑いを誘った。

この日、福山は午前11時台にテレビ1局、午後0時台にラジオ1局、そして柴咲と一緒に同3時台にテレビ1局、同4時台にラジオ1局に生出演した足で、イベントと舞台あいさつに立った。ハードスケジュールの中、父方と母方のルーツがある福岡のグルメを堪能したかと聞かれると「さっき、うなぎを差し入れしていただき堪能して、肝吸いもいただきました。その1時間後、UberEats(ウーバーイーツ)で博多の豚骨ラーメンをいただきました」と明かした。さらに「恐らく、この(舞台あいさつ)後、控室に戻ると、そこに、うどんが届いていると思います。スタッフの方が奔走している可能性がありますけど」と笑った。

柴咲は「(うどんを)期待しておきます」と言い、笑みを浮かべた。