阿部寛(58)が19日、都内で、主演映画「異動辞令は音楽隊!」(内田英治監督)大ヒットトークイベントに出席。少年期、草刈正雄に憧れていたことを明かした。

現場一筋の鬼刑事が、署内のはぐれものが集まる音楽隊に人事異動。ドラム奏者として奮闘する姿を描く。

楽器未経験の阿部は、撮影のためにドラムを徹底練習。両手両足を駆使するドラムに苦手意識があり「一番最悪な楽器が来ちゃったなと思ったけど、やってみて最後の方は楽しくなっちゃって。そうして撮影を終えることができました」と振り返った。担当楽器がドラムだったことには、役柄同様「なんで俺が!?」という心境だったといい「稽古中も遠くを見て、いつたたけるようになるんだろうと思ってました」と苦笑した。

この日は映画の公式SNSで募った質問に回答した。「どうしたら阿部さんのように大きくなれますか」と質問を受けると、189センチの自身が家族内で唯一の高身長であることを明かし「牛乳は毎日冷蔵庫に1リットル入ってました。ほぼ水は飲まずにそれを飲んでましたね」。また「中学時代、大きくなりたくて週に2、3回は身長を測ってたんです。草刈正雄さんにすごく憧れていて。(草刈が)185センチなんですけど。そうなりたいなと思って」と話した。しかし背は想定以上に伸びたようで「身長超えちゃいました。185センチがよかったんですけど」と残念がって笑わせた。

娘役を演じた見上愛(21)も登壇。見上は父親役が阿部と知った時の心境を聞かれると、「ドキドキしました。監督には『顔の濃さが似ているんじゃないか』と言われて、それを信じて」と笑顔を見せた。この話に阿部は「仲間に入りますか。結構いますよ、芸能界に顔の濃い人。仲間募集してますから」と勧誘して笑いを誘った。

また見上から「勝手にもっと怖い方だと思っていたけど、和やかな方でびっくりしました」と打ち明けられると、阿部は「怖いですか? 怖いイメージがあるのかな」と客席に問いかけていた。