女優吉田美佳子(23)が21日、東京・明治神宮で行われた「国際平和デーに全国で平和を祈る鐘打式」に司会として出席し、世界平和を祈願した。

式典には、東京都の小池百合子知事らが出席した。吉田は国連のアントニオ・グテーレス事務総長や、日本国連協会の千玄室会長のメッセージなどを代読。最後はニューヨークの国連本部にある「国連平和の鐘」のレプリカも鳴らして平和への思いをめぐらせた。

吉田が式典の司会を務めるのは20年以来2度目。21年はコロナ禍で式典が中止となっていた。世界連邦日本国会委員会の谷本真邦事務次長と共に司会を務め「私もみなさんと同じ鐘の音を聞きながら一緒に平和を祈るという、とても貴重な機会に参加できたことを心からうれしく思っています」と振り返った。

同式典は9月21日の国際平和デーに合わせて、明治神宮をはじめ全国各地で行われている。世界連邦文化教育推進協議会の宍野史生理事長、世界連邦日本国会委員会の塩浜修事務局長らも出席した。

小池都知事は式中のあいさつで、ロシアとウクライナによる戦争などが続いている状況に「恒久平和の実現にはほど遠い状況であります」と述べた。コロナ禍なども重なる現状には「この難局を世界一丸となって乗り越え、夢と希望にあふれる平和な世界を未来に引き継いでいかなければなりません」などと語った。