元乃木坂46の女優生田絵梨花(25)が、映画「Dr.コトー診療所」(中江功監督、12月16日公開)に出演することが25日、わかった。自身初の看護師役に挑戦した。

原作は、累計発行部数1200万部を超える山田貴敏氏の同名漫画。東京からへき地の離島に赴任してきた外科医”Dr.コトー”こと五島健助と、島の人々との交流を通して命の尊さを描いた。生田は、コトーと共に診療所を長年支えてきた看護師の彩佳(柴咲コウ)に憧れ、数年前から診療所の看護師を務める西野那美を演じた。

役について「那美は明るくて、テキパキといつも動いているという子です。看護師として1人でも多くの命を助けたい、コトー先生と彩佳さんの2人を少しでも支えたいという想いをかかえながら、看護師としての責任感や那美の想いが自然と伝わるよう意識して演じました」と振り返った。

原作は03年、04年、06年にドラマ化された大人気シリーズだ。生田は「今まで皆さんが育んできた世界の中になじめるか不安でしたが、温かく仲間として迎えてくださり…皆さんとお話できている時間がとても感慨深く、今回出演させていただいていることが奇跡のように感じていました」と喜んだ。

生田は、ミュージカル「レ・ミゼラブル」や、映画「コンフィデンスマンJP英雄編」、10月スタートのフジテレビ系ドラマ「PICU 小児集中治療室」では、月9レギュラーとしての出演が決定するなど、活躍の場を広げている。今作で看護師役にも初挑戦し「手術シーンは初めてで、診療所の皆さんは決してそれを段取りとしてやるわけではなく、どう役としてその手術に向き合うか、そこでの言葉はどんなものを背負って発するか、そういった緊張感が張り詰める手術シーンで皆さんの役に挑む姿に刺激を受け学ばせていただきました」と話した。

看護師役で共演した柴咲は「彩佳を演じていて、那美ちゃんとは親子ほど離れてないし、姉妹ほど近くない、ちょうどいい距離感があり、那美ちゃんの学ぼうという向上心と、はつらつとしたキャラクターにすごく頼もしさを感じていました」。そして「この島にはこの子がいたら、大丈夫そうだな、みたいな安心感があり、そんな若手の子たちが育っていく様子に、こうして少しずつ人が未来をつないでいって島が存在していくんだなという気配を彩佳としても感じました」とコメントした。