ジャニーズJr.内グループTravis Japanが、ジャニーズ事務所初の全世界メジャーデビューを果たすことが決まった。10月28日にデビューシングルを配信リリースする。

ユニバーサル・ミュージック・グループ傘下の大手レコードレーベル「Capitol Records」と契約した。日本時間9月29日早朝、米ロサンゼルスのユニバーサル・ミュージック・グループ本社でデビューの調印式が行われ、メンバー7人が出席した。

Travis Japanは、米演出家で振付師のトラビス・ペイン氏からレッスンを受けたメンバーらが集まり、12年に5人組で結成。「Japan」の部分は、ジャニーズ事務所前社長のジャニー喜多川氏が名付けた。メンバー変遷を経て17年から現在の7人組に。嵐やタッキー&翼らのバックダンサーも務め、特に高いダンスパフォーマンスに定評がある。

最年長の川島如恵留(27)は07年10月入所で、15年間のジャニーズJr.期間を経験した。いずれのメンバーも11年以上ジャニーズJr.として活動しており、念願のデビューとなる。

今年は寅(とら)年。グループ名にちなんで、昨年11月の主演舞台「虎者(トラジャ) NINJAPAN 2021」取材時には、「来年、とら年でデビューしたい」と宣言していた。ただ、今年3月の渡米発表時にはジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長(40)が「とら年のデビューにはこだわらず、さまざまな可能性を探っていきたい」と話していた。

渡米後、ダンス大会「WORLD OF DANCE」や人気オーディション番組「America’s Got Talent(アメリカズ・ゴット・タレント=AGT)」に出演した経緯やパフォーマンス力が「Capitol Records」担当者の目に留まり、全世界メジャーデビューが決定したという。自らの結果で、「とら年」デビューをつかみ取った。

デビュー日の10月28日は、くしくも縁起がいいと言われる「寅(とら)の日」だ。今年は36年に1度の「五黄の寅」の年ともされており、いい運気が重なりそうだ。

滝沢副社長は「Travis Japanはジャニーズ事務所の中で新たなデビューの形を作ってくれました。世界へのチャレンジは決して簡単な事ではありません。しかし、Travis Japanなら必ず自分達なりの時代を作ってくれると思います。今後も常に挑戦者の気持ちを持って世界へ羽ばたいて欲しい気持ちでいっぱいです」とエールを送った。