テレビ朝日の音楽番組「ミュージックステーション」(金曜午後9時)のサブMCを10月から新人の鈴木新彩アナウンサー(22)が担当することが29日、分かった。約4年務めた並木万里菜アナ(26)からバトンを引き継ぐ。

今年4月に入社した鈴木アナの番組デビューは、8月29日放送のバラエティー番組「お願い!ランキング presentsそだてれび」の司会だった。それから約1カ月での大抜てきだ。「『ミュージックステーション』は小学生の時からずっと見ていた番組だったので、そこに自分が加わるというイメージがまるでできなくて、『10月からあなたがサブMCです』と言われても、自分の話をされているとは、とても思えませんでした」と素直な驚きを明かした。番組見学や衣装合わせ、写真撮影をしても「まだどこか実感がないような状況です」。

番組サブMCの先輩である弘中綾香(31)と並木の両アナに相談すると「アーティストへのリスペクトを忘れずに」というアドバイスをもらった。「『また出演したい』と思っていただきたいし、アーティストの方々がいないと番組は成り立ちませんので」と“伝統“は受け継いでいくつもりだ。

MCのタモリとは共通点もある。鈴木アナは学生時代に吹奏楽部でホルンを担当。トランペットを演奏するタモリとは“金管楽器奏者“同士だ。先日、タモリと話をした際もこの話題で盛り上がったという。

小田隆一郎プロデューサーは「鈴木アナを最初に見た時に、度胸がある、機転が利くという第一印象を受けました。生放送なので、トークなどで予想外の展開になることも多く、彼女の度胸と機転が生かされることを楽しみしています」と太鼓判を押している。

鈴木アナは、新サブMCとして「音楽の素晴らしさをお伝えしたい。トークも見どころの1つなのでアーティストの知られざる一面なども引き出したい。先輩方からのバトンをしっかり引き継ぎ、責任感を持って全うしていきます」と決意を語った。

10月7日から登場する。

◆鈴木新彩(すずき・さらさ) 東京都出身。慶大卒。22年4月にテレビ朝日入社。中1から10年間、ホルンを演奏。趣味はフィギュアスケート観戦、フィルムカメラ。アイドル好き。154センチ。